~相続の話し合いで、隠された人間性が分かってしまうことに…。~

司法書士という職業柄、亡くなった親の遺産分割協議に立ち合うことも多いですが、常日頃から感じることがあります。
それは、『各相続人の隠された本性や人間性、価値観が発現する場である』ということです。


例えば、3人姉妹がいて、親の介護は同居の長女が引き受けてきたとします。
その後、親が他界し、遺産分割協議の場で、親孝行をした長女に対し、

❶民法の規定どおりに相続権を主張する方
❷長年の親孝行に深く感謝をし、一切相続権を主張をしない(又は相続権を控えめに主張する)方

がいます。

❶に該当する方は、親の介護(親孝行)と相続権は別問題であり、『権利は主張しないと損だ。』と考えます。こういう方は他人に感謝をしないため、人間関係で摩擦が生じやすく、『心の平和』は決して訪れません。

❷に該当する方は、親孝行をしてくれたことに感謝し、親の遺産は一切いらない(又は遺産は少なくて良い)と考えます。平時から周囲に感謝し、人望も厚い方が多いです。

当たり前ですが、人生は一度きり‼

円満な相続を実現するためには、常に『感謝』を忘れずに、遺産分割協議に臨むことが大切かと思います。

 

★当事務所では、円満な相続が実現するようにサポートすることが可能です。お気軽にご相談下さい。

 

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