誰でも年齢とともに、視力、や反射機能、判断力などが衰えてきます。そして、いずれは運転免許証の自主返納を検討する必要があります。

そこで今回は、運転免許証の自主返納の際に、やっておくべきことをご紹介します。

それは、『運転経歴証明書』の交付を受けることです。運転経歴証明書は、運転免許証に代わる公的な本人確認書類として、利用することができます。

運転経歴証明書の交付件数は、平成23年には約3万件であったのが、令和2年には約50万件となり、増加の一途を辿っています。

▼運転経歴証明書交付件数の推移
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/pdf/rdhtransition.pdf

この『運転経歴証明書』の最大の特徴は、更新手続きが不要な本人確認書類として使用が可能であることです。つまり、一度作成をしておけば、ずっと使用が可能という便利な証明書となるわけです。

▼警察庁のHP
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/career_certificate.html

また、各種特典があります。

神奈川県高齢者運転免許自主返納サポート協議会のHPに協力企業の一覧が掲載されていますが、飲食店や家電製品、スーパーなど、様々な場面で割引などが受けられますので、メリットは大きいです。

▼神奈川県警察本部 交通部交通総務課安全係のHP(協力企業一覧)
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0225.htm#midori

このように特典が多いため、運転免許証の返納時に、『運転経歴証明書』の交付を受けることをお勧めします。

当事務所では、ご高齢の方々に対して、有益な情報をドンドンと発信しております。今後も宜しくお願い致します。

文責 司法書士 高橋欣也

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