【日本語が不自由な
 
  ルーマニア人の依頼を受け、
 
  遺産分割調停を解決!】
 
 
 
最近、
 
依頼者が「ルーマニア人」からの
 
遺産分割の依頼が続いています。
 
 
 
共通するのは、
 
日本人の夫が亡くなり、
 
その奥様からの依頼で、
 
子供がいないケースです。
 
 
 
つまり、
 
ルーマニア人の妻からの依頼です。
 
 
 
そして、皆様、
 
日本語が不自由でしたので、
 
とても不安そうでした。

 
多少の日本語での会話以外は、
 
コニュニケーションは
 
全て英語でしなくてはいけない状態でした。
 
 
 
そのうち、
 
一人は結局、
 
相続人との合意に至らず、
 
家庭裁判所での遺産分割調停を
 
する必要がありました。
 
 
 
そこで、
 
弁護士に依頼をしようと、
 
複数の法律事務所に相談に行ったようですが、
 
どの弁護士の先生も英語対応がほとんど出来ず、
 
コミュニケーションは
 
通訳を用意しないとできないと言われ、
 
さらに報酬が350万円~400万円との見積りで、
 
経済的な事情もあり困窮されていました。
 
 
 
そのような中、紹介で当事務所を訪れました。
 
 
 
私と会話をしたところ、
 
「あなたが今までで一番英語が出来るので、
 
基本的なコミュニケーションは
 
問題なさそうだからお願い、助けて下さい!」
 
と言われ、
 
「遺産分割調停申立等」の依頼を受けました。
 
 
 
じつは、私は20歳前半に、
 
トライアスロンをするために、
 
オーストラリアに1年間
 
居住した経験があり、
 
25年以上経過していますが、
 
何とか日常英会話は
 
可能な能力を保っていたのです。
 
 
でも、私の英語能力は日常会話レベルです・・・。
 
 
反面、
 
ご依頼は、家庭裁判所での
 
遺産分割調停ですので、
 
専門用語も織り交ぜ、
 
丁寧に説明をしなくてはなりません。
 
 
 
依頼を受けたときは、正直に言って、
 
コミュニケーションが出来るか
 
非常に不安でした・・・。
 
 
 
そこで、
 
依頼に必要な専門用語の英訳を
 
事前に調べ、ある程度覚えて、
 
コミュニケーションを図りました。
 
 
 
紆余曲折はありましたが、
 
家庭裁判所の調停は、
 
3回目で相手方と
 
合意に至り解決したのです!
 
 
 
このルーマニア人の奥様からは
 
とても感謝されました。
 
 
 
報酬も36万円と、
 
弁護士の方々の見積りの1/10で済み、
 
格安でしたので大変喜ばれました。
 
 
 
とても大変でしたが、
 
私も色々と勉強になり、
 
今後、同様の依頼があっても、
 
英語で対応する自信が付きました!
 
 
 
今後は、
 
この方から遺言の作成を依頼され、
 
法律の適用(日本の法律かルーマニアの法律によるのか?)、
 
遺言の効力発生時には
 
どのように手続きをしたらスムーズかを検討し、
 
ルーマニアにいる相続人への説明を
 
どうするかなど、
 
検討・勉強をしなくてはいけません。
 
 
 
とても大変そうですが、
 
なんとか司法書士として
 
サポートをしたいと考えています。
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