各地で台風の影響が出てますね。
例年、紀伊半島は大雨により自然災害が頻発してます。
気をつけておいて損はないので、日頃から意識をしておくことが重要です。
さて、8月4日(月)配信の朝日新聞デジタルで多額の生命保険金が未払いになっているという内容の記事がありました。
これは、生命保険に入っていた高齢者が亡くなっていたことを保険会社が把握せず、遺族らが保険金を受け取っていないという事例とのことです。
昨今の長寿化により保険金の受取人も高齢者となっている事案が多く、すでに亡くなってしまっていたり、認知症などを患い請求できない状況にあることが増えているとあります。
折角自分の亡くなった後、「せめて自分の葬式代くらいは・・・」「少しでも残された家族に財産を残したい!」と生命保険に加入し長年保険料を支払ってきたのに、受取人が受け取ることがないというのはとても残念なことです。
あなたが今、生命保険に入っているとして、家族、例えば配偶者が受取人になっている場合、お互い元気な時は生命保険金のことなんて意識しませんし、問題もありません。
ですが、万が一不測の事態になったとき、受取人である配偶者が元気であればいいのですが、その時点で認知症を患っていたり、本人より先に亡くなっていた場合、保険会社の調査では非常に時間がかかり、支払い漏れが発生することもあるのです。
受取人にした方が受け取れなくなった場合、受取人変更をしたいと考えるのが自然でしょう。
しかし、その時点でご自身が認知症を患っていたらどうしますか?
受取人変更をしたくてもできなくなっているかもしれません。
何事も備えあれば憂いなし。
元気なうちに、どのような対策があるのか家族・保険会社・専門家等とお話しておいてもいいでしょう。
任意後見制度を利用する。保険内容を今一度確認する。受取人を今のうちに変更しておく。いろいろと対策はあります。
自然災害と同じように、人生設計も事前に備えられることはしておくと安心ですね。