親が認知症となったり、亡くなったりした際に、
生命保険の所在が、全く不明で困ってしまう場合
があります。
従来は、家族などが生命保険会社へ個別に問い合わせる方法しかなく、保険金の請求ができない場合もありました。
こんな時のために、
有効な調査方法として、令和3年7月から「生命保険契約照会制度」が運用開始となりました。
この制度の利用方法ですが、
❶保険契約者の判断能力が低下した場合や死亡してしまった際に、その子や家族などが生命保険契約を調査したい場合には、インターネット又は郵送にて、一般社団法人生命保険協会(以下、「同協会」とします。)に照会を申請します。
❷申請を受けた同協会では、生命保険会社(全42社)に対し、保険契約の有無の照会を行います。
❸生命保険会社から得た回答結果を、同協会が照会を申請した子や相続人や遺言執行者等に通知します。
❹回答結果により、どの生命保険会社に生命保険契約があるか判明するため、その後は生命保険会社に直接連絡をして、契約内容の確認や保険金等の請求が可能となります。
今後は、この制度を利用すれば、いざという時の大切な家族の生命保険の調査が、非常に容易となります。
★★★特典★★★
当事務所ではこの制度を分かりやすく解説した動画を作成しました。
いざという時に困らないよう、ぜひご視聴下さい。
(動画時間:約5分)