11月も下旬に差し掛かり、日に日に寒くなってきました。
これから年末に向けて忙しくなります。体調を崩さないように気を付けましょう。


などと書きましたが、私自身、風邪気味です。お恥ずかしい限りです。
健康管理しっかりして、定期的なメンテナンスが必要ですね。




家屋などの建造物も人間と同じように「定期的なメンテナンス」が重要だとご存知ですか?


木造のいわゆる「戸建」と呼ばれる家屋の場合、概ね築10年頃からどこかしら不具合が出てくると言われています。


こまめなメンテナンスをしていればいいのですが、新築時から何も手入れしていないとなると、機械設備を中心に不具合が頻発するようになります。


それでも現に居住中なら不具合にはすぐ気が付きますから、気がついたそばから対応していけば大事に至ることは少ないと思います。




これが「空き家」となるとそうもいかなくなります。





不思議なもので、ひとたび人が住まなくなると家というものは一気に劣化が進みます。
1年ほど入居者がいなかったような賃貸物件を、見学に行かれた経験がある方ならわかると思いますが、思いのほか埃がすごい事になっています。


定期的に空気の入れ替えを行っていても、知らないうちにどこかしら悪くなっていくものです。


何年も放置していると一体いつから発生したのかわからないような不具合が沢山出てきます。
ひとつ不具合があると連鎖的に他へ波及し、全体が加速度的に劣化していきます。


放置することで、家屋の倒壊、敷地の雑草、ゴミの放置、火事による延焼など周囲に大きな影響を与えることになります。




かといって、住む予定も無い家にお金をかけてメンテナンスするのも勿体ないのも事実です。




家屋を取り壊せばメンテナンスはしなくて済む問題ですし、誰しも空き家が及ぼす危険性は認識しているはずなのに、なぜ空き家が放置されるのでしょうか?




まず、解体にもお金がかかります。


さらに重要なのが「税金」です。


基本的に「更地」の方が税率が高いのです。


つまり、これでは壊す事で余計な出費が発生してしまうのです。空き家が放置されるのもうなずけます。




この空き家についての対策として、ついこの間の国会で一つの法案が通過しました。


次回はこの法案についてご説明したいと思います。

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