9年前に家出をした息子の所在が分からず、心配し続けた母

当事務所に遺言書作成の依頼を頂いた70歳代後半のお母様の話しです。

ご本人様の夫は他界し、長男と長女がいるのですが、9年前に長男は行き先を告げずに自宅を出ていってしまい、その後一切連絡がなく、母として長男のことをずっと心配していました

ご面談終了後に、お母様を最寄りのバス停までご案内した際、『コンビニの行政サービスを利用して、戸籍謄本を取得したいので、手伝って欲しい。』とご要望があり、お手伝いをしました。

ご本人様の戸籍謄本を取得したところ、その戸籍謄本に、9年間連絡がなく安否を心配していた長男が、離婚をして再び入籍(=親の戸籍に戻ってきた状態)していたため、その安否を確認することができ、大変喜ばれました

『本籍地が判明すれば“戸籍の附票”という書面を取得することで、長男の住所も判明しますよ。』と説明すると、『ぜひ取得して欲しい!』と懇願され、その場で戸籍の附票も取得し、長男の現住所も判明しました

その結果、9年ぶりに長男様の安否と住所が分かり、安心されたためか、涙を浮かべながら、大変感謝されました。

ちなみに、以前に市役所で長男の住民票を取得しようとしたところ、世帯が異なる為、取得できないと指摘を受けたらしく、“長男の所在を知るためには探偵に依頼するしかない!”と考えていたが、それでも見つかるとは限らないため、悩んでいたそうです。

今回、長男様の安否と現住所が分かり、お母様も少し気が休まったご様子であり、とても嬉しく思いました。

注釈:個人情報保護のため、事例を一部変更しております。ご了承下さい。